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今年の夏山登山では例年に増して雷に注意

今年の夏は雷に注意です。これは今年の夏が雷が多いとか、雷が発生しやすいという予報の話ではありません。

今年の夏山、特に人気のある北アルプスなどの高山では、山小屋の宿泊者の定数削減、営業しない山小屋さんも少なからずある状況です。昨年までのような山小屋の利用形態に変化、制約が出てきているということです。

このような情勢ですので、早立ち→登頂後に下山といった日帰り山行も増えると想定されます。

つまり山で午後行動する人が増えると想定されます。通常下界の気温が上がる午後は大気が不安定になりやすく、山岳地帯でも激しい雷雨に見舞われることがよくあります。

今年は、日帰り山行が増え、午後行動する人が増えそうです。落雷事故に十分注意しておきたい。

見晴らしいのいい稜線で雷雲の下に入った場合、全く逃げ場がなく、命はまさに運頼みの状況に陥ります。危険な状況に巻き込まれないように、雷注意報に敏感になっておく、雷3日などのコトワザ、帯電現象など雷の知識、雷探知機の携行など、雷を避ける習慣を身につけておきましょう。

ちなみに経験上、市販の雷探知機などは参考情報として活用する程度と思っておいた方がいいです。過去に落雷事故が発生した場所は常に注意を払っておきましょう。